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<くらしナビ ライフスタイル>
小さな文字と数字が並ぶだけなのに、眺めていると列車の走る姿が目に浮かぶ--東京都中野区の会社員、鈴木哲也さん(48)は、時刻表片手に机上の旅へ出て40年。これまでに集めたJTB時刻表は659冊に上る。
関心を持ったのは小学1年の冬。父がめくっていた時刻表で、小田急線の特急ロマンスカーの到着時刻を知ることができると教わった。「文字や数字と走る列車のイメージが重なり、速度までわかることに引き込まれました」
路線を組み合わせ目的地へのルートを考えて楽しむことを覚え、2年生のとき初めてひとりで電車を乗り継ぎ、神奈川県の祖父母を訪ねた。中学に入ると小遣いで毎月時刻表を買っては読みあさり、気になる列車は印をつけて乗りに行く。
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