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誤って人にけがをさせたり物を壊したりして損害賠償責任を負った場合に備える「個人賠償責任保険」で、三井住友海上火災保険など損保2社が来年1月、これまで補償されなかった列車の運行不能損害を対象に加える。認知症の人が起こした事故で、家族が高額賠償を請求されるケースなどに対応する。保険の見直しでカバーされるケースは増えそうだ。
きっかけは認知症の男性(当時91歳)が列車にはねられ死亡した2007年の事故。妻と別居の長男を「監督義務者」としてJR東海が運行遅延の損害賠償約720万円を求め、最高裁は今年3月に請求を棄却したが、家族がどんな場合に賠償責任を免れるのか明確に示さず、リスクが浮き彫りとなった。
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