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米国巡り、語るシンガー(その1) 被爆者の思い、継ぐ

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沼田鈴子さん(右)の87歳の誕生日にあわせ、歌をプレゼントした中村里美さん(中央)と伊藤茂利さん=2010年7月、中村さん提供
沼田鈴子さん(右)の87歳の誕生日にあわせ、歌をプレゼントした中村里美さん(中央)と伊藤茂利さん=2010年7月、中村さん提供

 米ハワイの真珠湾攻撃から75年となる7日朝(日本時間8日未明)、真珠湾の米海軍施設で犠牲者を追悼する式典が開かれていた。インターネットにつないだパソコンから、その様子を伝える声が聞こえてくる。シンガー・ソングライターの中村里美さん(52)=東京都町田市=は深く息をついた。心に浮かんだのは、これまでに出会った原爆被爆者の姿と過去の自分だ。

 「オバマさん(大統領)が呼びかけた『核兵器のない世界』は、被爆者にとって理想論でなく、心の叫びとしての現実。加害や被害の立場を超え、被爆者のメッセージを伝える以上に私にできることがあるのか」

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