アレルギー治療
拠点病院整備へ 厚労省が初の基本指針案
毎日新聞
2016/12/11 11:16(最終更新 12/11 15:12)
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国民の約2人に1人がかかっているといわれるアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患。2015年12月に施行されたアレルギー疾患対策基本法に基づき、厚生労働省は今月2日、対策の方向性を示す基本指針案を初めてまとめた。全国どこでも科学的な知見に基づいた適切な治療が受けられるよう、拠点となる病院を整備することなどが柱だ。症状をきちんと抑えることで患者が安定した生活を送れるよう、対策の具体化が待たれている。
10月末、専門医の定期診察を受けた後、病院内のコーヒーショップで小学4年生の長男(9)がホットドッグを一つ食べた。重度の食物アレルギーで、治療を始めた4年前に食べたのはうどんわずか2ミリだったが、じんましんが出た。ホットドッグを夢中で食べる息子をみながら、神奈川県横須賀市の女性は「すごい奇跡」という思いで胸があふれた。
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