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ノーベル賞

大隅さん晩さん会出席「ようやく実感湧いた」

ノーベル賞授賞式後の晩さん会で、招待者と談笑する大隅良典・東京工業大栄誉教授=スウェーデン・ストックホルム市庁舎で2016年12月10日午後7時59分、代表撮影

 【ストックホルム渡辺諒】2016年のノーベル医学生理学賞を受けた大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)は10日の授賞式後、「(受賞決定から)2カ月たって、ようやく実感が湧いてきた」と感慨深げに話した。続いて開かれた晩さん会にも出席。きらびやかな祝宴を楽しんだ。

     約1時間半の授賞式はストックホルムのコンサートホールで開かれた。物理学賞、化学賞に続いて医学生理学賞の番になると、向かって左側の椅子に腰掛けていた大隅さんは、ノーベルの頭文字「N」が記された舞台中央に歩み、スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと証書を授与された。ファンファーレが鳴り、妻万里子さん(69)ら列席者約1500人の大きな拍手に包まれた。

     晩さん会はストックホルム市庁舎の「青の間」で開かれ、約1300人が出席。大隅さんは家族や研究者仲間と参加した。受賞スピーチで「素晴らしい機会をありがとう。(研究に使った)酵母からの贈り物に感謝している」と述べた後、冗談交じりに「(贈り物で)一番好きなのは酒」と話すと会場に笑いが起こった。晩さん会後は「一生に一度しかないことなので楽しんだ」と感想を漏らした。

     大隅さんは、生物が細胞内でたんぱく質などを分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」という現象を分子レベルで解明した。授賞式で選考委員は「長年の謎を解決し、細胞内で起こるリサイクルのメカニズムを明らかにした。生物学で新しい分野を切り開いた」と功績をたたえた。研究の独創性から、医学生理学賞の単独受賞となった。

     日本のノーベル受賞者は米国籍の2氏を含め25人目。医学生理学賞は4人目。

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