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アタラシゴト・社会を変える一歩

子ども向け伝統産業ブランド 和える代表取締役・矢島里佳さん

金継ぎワークショップで、参加者の子どもを抱きながら輪に加わる矢島里佳さん(中央)=京都市下京区で、川平愛撮影

先人の知恵、次世代へ

 寒風が吹き始めた11月下旬の京都市内。祝日の昼下がり、一軒の町家から笑い声が響いていた。

 「はるちゃん、またあの器でご飯食べられたらいいよねえ。割るのも勉強」

 日本各地の伝統産業でつくられた0~6歳向けの日用品ブランド「aeru」の京都直営店。割れた陶器を漆で修復し、金で装飾する「金継ぎワークショップ」で、矢島里佳さん(28)は抱っこした参加者の子どもに語りかけた。2011年、大学4年の時に日本の伝統産業を次世代につなぐことをコンセプトにした会社「和(あ)える」(本社・東京都)を創業した。

 例えば、スプーンですくいやすいよう、内側に「返し」のついた徳島・大谷焼や石川・山中漆器の「こぼしにくい器」。事業の柱であるaeruの伝統と機能性を備えたオリジナル商品は反響を呼び、伊勢丹新宿店などの百貨店でも扱われている。「時代が合ってきた、ということですかねえ」。ふんわりした話しぶりからは想像がつかないほど、いくつも挑戦のハードルを越えてきた。

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