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がん大国白書

第4部 最良の選択求めて/9 治験情報公開、改善を

臨床試験検索サイトの改善を訴える長谷川一男さん=東京・日本橋で、高野聡撮影

 「臨床試験の検索サイトは分かりにくい。何とか改善してほしい」。今年8月、東京・日本橋で開かれたがん患者や家族向けの市民講座「ジャパンキャンサーフォーラム」で、「肺がん患者の会ワンステップ!」代表の長谷川一男さん(45)が訴えた。患者が参加して新薬を試す臨床試験は、新薬の効果を確認するために欠かせない手続きだが、その情報は十分に伝えられていない。

 臨床試験の一つに、製薬会社が国の承認を得るために新薬の有効性と安全性を確認する「治験」がある。同じような病状や年齢の患者を二つのグループに分けて、一方に新薬、もう一方に既存薬や偽薬を投与して効果を比べる。がんが進行すると治療の選択肢が狭まる患者も多く、治験への参加は、既存の治療法では効果を得られなかった患者の新たなチャンスになる。2010年に肺がんが見つかり、これまでに8種類の抗がん剤を使ってき…

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