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水説

世界はさまざまだ=中村秀明

 <sui-setsu>

 彼の言葉を聞きわけようとした。だが、「すちぃふぁー」とか「せっしばぁー」としか聞こえない。

 そんな言葉に乗って、舞台中央に大きく映し出されたパソコンの画面に彼の思いが次々とあふれた。

 「僕は、他の人のような普通の会話をすることはできませんが、みんなの言っていることは聞いています」

 「自分のすごしている世界が、この世のすべてだという思い込みが、物の見方を狭くしているのだと知りました。世界は広いという事実に、僕は励まされています」

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