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再思三省

第45回 拝むも拒むも「ハイガイ」主義

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「再思三省(さいしさんせい)」とは何度も考え、何度も自らを省みること。実際に紙面に登場した事例などをひきながら、月1回、三つずつのテーマで気をつけたい事柄をつづっています。なお、この中には必ずしも一般的に間違いとはいえないものもあります。読者への配慮や紙面上の統一などの点から決めているものは、理由とともに示しています。

拝む方がまだ平和?

 拝外主義→排外主義

 どちらも「ハイガイ主義」ですが、意味は正反対です。トランプ米次期大統領は選挙期間中、イスラム教徒や移民への拒否感を強調。排外主義が懸念されるゆえんですが、大統領選についての識者座談会には「拝外主義」が現れてしまいました。欧州などでも難民排斥が問題になるこのごろ、「排外主義」は使用頻度が上がっています。要注意です。

誤りは双方向に

 講和→講話

 高僧が交通安全について「講和もした」というのは「講話」の誤りでしたが、この形で現れた誤りは初めて見ました。逆のケースが多いのです。「セーブル講話条約」「日清講話会議」「サンフランシスコ講話条約」……。間違いは双方向に現れるということを肝に銘じるべき例でした。

振るのも触れるのも無理ですが

 ない袖は触れない→振れない

 経営難の鉄道の維持に会社側は支援を期待するも、自治体側はつれないコメント――をしたはずなのに「触れない」では首をかしげられてしまいそう。「ない袖」は「触れる」こともできないのは確かですが……。「袖」の出てくる慣用句には「袖振り合うも多生の縁」(ちょっとしたことも深い宿縁に由来する、との意)もありますが、こちらは「触れ合う」「すり合う」などの形もあります。「多少の縁」ではありませんので、念のため。

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