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クレプトマニアの実情/3 患者同士、話し合い 治療で「回復可能」な病気 /青森

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院内に掲示されている治療プログラム。「MTM」とは万引き・盗癖者向けのミーティングだ
院内に掲示されている治療プログラム。「MTM」とは万引き・盗癖者向けのミーティングだ

 群馬県渋川市の赤城高原ホスピタルでは現在、30人ほどの男女がクレプトマニア(窃盗症)の治療を行っている。病棟内には至る所にカメラが設置され、「カメラは貴方を見ています」と書かれた張り紙も。患者は厳しく監視されていた。

 一見、息苦しい環境のようにも思えるが、病院が重視するのは「自主性」という。治療の中心となるミーティングに参加できるのは患者本人だけで、司会進行やテーマ設定などを自分たちで行う。外出も基本的に制限されていない。

 元々はアルコールや薬物の依存症を専門としていた同ホスピタル。クレプトマニアに関わるようになったのは、摂食障害の患者に接するうちに、その多くが盗癖を抱えていることが分かってきたからだった。ただ、国内の治療例は少なく、手探りの状態でスタート。その治療経過などをホームページで紹介したところ、全国から問い合わせが集中するようになった。

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