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とっとりの美

県立博物館から テーマ展示4「まる○さんかく△しかく□」 鮮やかな幾何学形、躍動 /鳥取

 10月、ある作家のアトリエを訪れたときの話です。部屋に入ると、原色に着色された○や△、□といった形たちが小気味よく並ぶ、リズミカルで楽しげな画面が真っ先に目に飛び込んできました。これは、新年の個展に出品する制作途中の作品とのことでした。

 しばらくして、白を基調とした明るい壁面に、一枚のレコードジャケットが飾られているのが見えました。そこには、黒地の画面中央に三角形のプリズムが配置され、白い光線が7色に分光される様子が描かれていました。1970年代に爆発的なセールスを記録したロックの名盤とのことですが、作家はこのジャケットがとても気に入っているのだとおっしゃいました。シンプルな幾何学形と原色の色彩からなるこのデザインが、部屋の雰囲気にとてもマッチしていた覚えがあります。

 そしてしげしげと周囲を見回すと、そこにあるあらゆるものが鮮やかな色彩の幾何学形であることに気付かされるのです。原色の○△□に囲まれた独特な空間に圧倒されたことを、今でも鮮明に覚えています。そんなアトリエ内のものや自作について弾むように話してくださったのは、米子市在住の美術作家、物部隆一(ものべりゅういち)さんです。

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