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SMAP「解散」研究

CDデビューから25年間もトップを走り続けたSMAPが年内で解散する。彼らほど、「国民的アイドル」という冠がふさわしいグループはかつてあったろうか。ファンのみならず、一般市民にも親しまれた楽曲を残した5人は、グループの枠にとどまらずに、それぞれがドラマやバラエティー、司会などで活躍、その個性を存分に発揮した。そんな人気者たちが、なぜ「解散」を選んだのか。「SMAP『解散』研究」と題して、さまざまな角度から考察してみよう

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SMAP「解散」研究

大沢樹生さん「日本の芸能史上、これまでいなかった存在」

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 あの華麗なローラースケートさばきを覚えておられるだろうか--。連載インタビュー「SMAP『解散』研究」の第4回は、1980年代後半から90年代前半にかけて絶大な人気を誇ったジャニーズ事務所のアイドルグループ「光GENJI」元メンバーで、現在は俳優・映画監督として活動する大沢樹生さん。事務所の後輩であったSMAPについて、大沢さんは「解散の内情は分からないし、彼らも周りに言われたくないことがあるはず」と言葉を選びながら「日本の芸能史上、これまでいなかった存在」と見る。自身も、88年にシングル売り上げ上位3曲を独占するなどトップアイドルとして脚光を浴びた。しかし、アイドルからのイメージ脱皮に苦しみ「のたうちまわった」という。芸能界の光と影、天国と地獄を知る大沢さんに「偶像」として生きる意味を、グループを脱退して己の力で生きることの覚悟を聞いた。【大村健一/デジタル報道センター】

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