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クレプトマニアの実情/4止 弁護士と医師、協力不可欠 公判中の治療がベスト /青森

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治療につなげる環境作りの重要性を語る林大悟弁護士=さいたま市で
治療につなげる環境作りの重要性を語る林大悟弁護士=さいたま市で

 「自分の好きな品物があると衝動的に盗みに走ってしまう。意志の弱さと思う一方、病気だと感じることがあります」。数百円の万引きで懲役5年の実刑を受けた男性(72)は、記者への手紙で心情をそう吐露した。常習累犯窃盗罪で2003年以降に限っても4回目となる「実刑」を言い渡された今年5月の判決時、裁判官から「(出所後は)医療機関を受診してほしい」と伝えられた。だがそもそも、なぜ今まで医療支援を受けられなかったのか。

 大きな理由は、盗む行為が違法そのものだからだ。アルコール依存症は犯罪ではないが、クレプトマニアは盗んだ時点で刑事罰の対象となる。赤城高原ホスピタル(群馬県渋川市)の竹村道夫院長(71)は「刑務所を出てからの治療は難しい。公判進行中が治療のベストタイミング」と説明する。

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