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群馬百湯

/30 梨木温泉「梨木館」(桐生市) 自然と湯と静寂と 慌ただしい日常、忘れる至福 /群馬

滝を眺める梨木館の露天「滝見の湯」

 関東平野を背に国道122号を走る。みどり市大間々の市街地を過ぎると、道は渡良瀬川に突き当たり、日光に向けて川沿いを走る。宿廻(しゅくめぐり)の交差点を左に折れ、うっそうとした杉の森を抜けると梨木温泉はある。この間、4キロ余。心細くなるほど人里を離れていく感覚がたまらない。

 湯は、平安時代、征夷大将軍の坂上田村麻呂が関東遠征の際に開いたともいわれ、歴史はゆうに1000年を超える。宿「梨木館」は明治12(1879)年開業。大正元(1912)年に足尾鉄道(現わたらせ渓谷鉄道)が開通すると、一軒宿として東京方面で知られるようになった。

 「いまも8割は東京や埼玉からのお客様です」。宿の6代目当主、深澤幸司さん(45)はいう。天下に名だたる草津、伊香保、四万、水上を抱える上州人にとって、にぎやかさとは無縁の梨木の湯は地味に過ぎるのか。

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