クルーズ客

上陸後帰船せず不法就労 入国審査簡略化あだ

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船舶観光上陸許可で入国した中国人が働いていたキノコ園の建物(奥)。プレハブ小屋(手前)で共同生活していた=兵庫県篠山市で2016年12月15日、矢澤秀範撮影
船舶観光上陸許可で入国した中国人が働いていたキノコ園の建物(奥)。プレハブ小屋(手前)で共同生活していた=兵庫県篠山市で2016年12月15日、矢澤秀範撮影

 クルーズ船客を対象に入国審査を簡略化した「船舶観光上陸許可」を使って来日した外国人客が、寄港中に相次いで失踪していることが法務省入国管理局への取材で分かった。2015年の制度導入以降、今年11月末までに全国で53人に上り、大半が中国人だった。半数近くは今も行方不明で、国内に滞在し働いている疑いがある。兵庫県警が11月に不法残留の中国人を逮捕すると、就労をあっせんするブローカーの存在や入国審査の甘さを突かれた背景が浮かび上がった。

 兵庫県篠山市の山あいにあるキノコ園。11月下旬、県警の捜査員らが家宅捜索に入ると、中国人の男女15人が働いていた。県警は在留期間が過ぎていた7人を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで現行犯逮捕した。

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