中国が米国からの大豆輸入を積極化させている。米農務省によると、9月1日から12月8日までの大豆輸出累計は2782万トン。このうち中国向けは2114万トンで、昨年同期を3割以上上回っている。中国の大豆輸入量は、2001年の1000万トン強から急増し、16年は8600万トンとなる見通しだ。世界の大豆輸入量の65%前後を中国一国が占めている。特に、ここに来て米国産大豆の輸入が急増した背景には、トランプ次期大統領の保護主義的貿易政策への懸念があるようだ。
米国第一主義を掲げるトランプ氏は、政権発足の初日に行うものとして、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの撤退、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、中国の為替操作国指定などを宣言している。
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