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/上(その1) 首相、読み違え 「2島返還」観測、11月会談で霧消

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日露首脳会談のため首相官邸に到着し安倍晋三首相の出迎えを受けるロシアのプーチン大統領(左)=2016年12月16日午後1時48分、川田雅浩撮影
日露首脳会談のため首相官邸に到着し安倍晋三首相の出迎えを受けるロシアのプーチン大統領(左)=2016年12月16日午後1時48分、川田雅浩撮影

 「ロシア人の島民を脅かすようなことはしないでもらいたい」。ロシアのプーチン大統領が昨年までの安倍晋三首相との会談でこのフレーズを繰り返していたと首相周辺は明かす。日本政府はこの発言について、北方領土に住むロシア人の生活が保証されるなら、返還に応じる用意があるとのメッセージと受け止めた。

 どこに国境線を引くかの交渉を繰り返しても結果は出ない。日露が共存する姿を模索しよう--。首相は今年に入り、北方四島の帰属確認に固執しながら交渉を取り仕切ってきた外務省のロシア専門家から距離を置き、発想の転換を図る。

 練られた構想は今年5月、ロシア南部ソチであった首脳会談で「新たなアプローチ」としてプーチン氏に提案された。9月に極東ウラジオストクで再び会談し、このアイデアの詳細について意見が交わされた。

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