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年末の大掃除前に最終チェック! ロボット掃除機「何が違うの」比べ(GetNavi web)

情報提供:GetNavi web

日立が市場に新規参入し、ロボット掃除機はますます家庭に普及しはじめてきました。「ルンバ」「ダイソン」「ルーロ」「ミニマル」など百花繚乱のロボット掃除機、形はよく似ているけど、中身っていったい何が違うの? いざ購入するとなったら、ちょっと判断がつきません。そこで今回の企画です。日々の掃除の手間を減らしてくれる注目のロボット掃除機を、テレビ、雑誌などで活躍する家電のスペシャリスト・戸井田園子さんがユーザー目線でレポートします!

 

ルンバはロボット掃除機カテゴリーのベンチマーク
国産メーカーは日本の住宅事情を考えた家電力を強化

20161218-i03 (5)↑部屋の敷居を軽々と乗り越えて掃除するロボット掃除機。(撮影モデル:ルンバ980 実売価格 13万5000円)

 

日本の掃除機事情は、少しずつ変化しています。これまではキャニスター型掃除機で毎日しっかりと掃除をすることが当たり前でしたが、何かと多忙な現代人の生活を反映し、掃除の負担を減らしてくれる頼もしいロボット掃除機がブレイク。ボタンを押すだけで部屋の中を自由自在に自分で動き回ってくれる姿は、まるでペットのようなかわいらしさにあふれています。メーカー各社が独自の技術革新でしのぎを削るロボット掃除機カテゴリーですが、実はそれぞれの設計思想によって個性や得意分野が違うと、家電コーディネーターの戸井田園子さんはいいます。

↑ソファの下の奥など普通の掃除機では入り込めない場所も清掃してくれる↑ソファの下の奥など普通の掃除機では入り込めない場所も清掃してくれる

 

「ロボット掃除機の性能評価の軸は、吸引力や集塵力といった掃除機に求められる能力に加え、判断力や行動力といったロボットとしての頭脳のかけ合わせだと思います。その中でこのロボット掃除機カテゴリーをけん引してきたのがルンバ。2004年に本格参し、そこから市民権を得てきた先駆者だけあって掃除力も頭脳も、完成度も他社と比べて現段階では一歩リードしていると思います。ルンバにいかに追いつくかが各社共通の目標といえるのではないでしょうか」(戸井田さん)

 

では、実際には何が違うのでしょうか? 注目機種「ルンバ」「ダイソン」「ルーロ」「ミニマル」それぞれの特徴を教えていただきました。

 

「ルンバ、ダイソン 360 Eye、ミニマル、ルーロのロボット掃除機主要4機種を比べると、ルンバとダイソンはロボットに近く、ミニマルとルーロは家電としての性能を追求しているように感じます。それが最も顕著なのがIoT(モノのインターネット)化の機能が搭載されているかの部分。ルンバとダイソンはスマートフォンからの操作が可能です」

 

吸引と駆動にモーターが必要なロボット掃除機
小型ボディのミニマルの機敏な動きは技術革新の賜物

国内、海外メーカーが次々にロボット掃除機を投入するなかで、モーター技術で実績の高い日立も満を持して2016年11月にミニマルを発売し、いよいよプレーヤーが出揃いました。ロボット掃除機の最新トレンドを戸井田さんはこう分析します。

 

「日本の住宅事情を考えれば、サイズがコンパクトなことはメリットになります。ロボット掃除機は吸引と駆動にモーターが必要であること、また車輪やダストボックスを収めなければならないことを考えると小型化は非常に技術のいることです。その中で、コンパクトボディのミニマルは日本の住宅事情を最優先に考え、モーターやサスペンションもゼロから自社開発。集塵力や判断力も見事で完成度はなかなかのものですが、唯一残念なのはIoTが搭載されていないこと。これによりロボットらしさ、未来を感じるワクワク感に欠けてしまいますが、裏を返すと家電性能に特化しているともいえます」

 

ロボット専業メーカーのアイロボット社に
吸引力のダイソン社がサイクロン技術で真剣勝負

↑ルンバは付属のバーチャルウォールで進入禁止エリアをつくることもできる↑ルンバは付属のバーチャルウォールで進入禁止エリアをつくることもできる

 

「同じように小ささを追求したのがダイソン 360 Eyeです。幅23cm、奥行き24cmとコンパクトなボディを実現しています。“掃除機メーカー”といっても過言ではない会社だけに、吸引力、集塵力はピカイチです。ただしプログラミングはルンバの経験値と比べるとまだまだといったところ。たとえば、ベッドがカバーで覆われてベッドの下が布で遮断していた場合、壁にぶつからないプログラミングがされているダイソンは中には入って行きませんが、ルンバは遮へいされていても壁ではない場所があることを知っている。だからベッドカバーをコツコツと軽く叩くようにして、壁ではないと認識してベッド下に入っていきます。これはルンバを開発しているアイロボット社がロボット専業メーカーとして人命救助や海洋調査などで活躍するロボットを作り続けてきた経験値の差だと思います。ただしダイソンは開発・研究費を掛けるメーカーなので、ロボットとしての行動プログラムでもゆくゆくは追いついてくるかもしれません」

 

日本のマーケットを熟知して作られたルーロ
コストパフォーマンスの高さはピカイチ

「パナソニックのルーロは明らかに他の3社とは違うコンセプトを感じます。ロボット掃除機の多くが硬質でメカニカルなフォルムなのに対して、ルーロは角の取れた三角形で柔らかいイメージに仕上げています。清潔感のあるホワイトカラーを採用しているのも女性ユーザーを意識しているからでしょう。ハイスペックモデルでは、表面を3Dインモールドフォルム成形というエンボス加工のような表面仕上げにしているのも特徴。ロボット掃除機は部屋に出しておくことになるので、インテリアのカラーに合わせやすい白をメインモデルにしていてさすが日本のマーケットを熟知しているという感じがします。価格も他の3社の最上位モデルが10万円を超えるか、10万円に近いのに比べるとルーロは比較的手頃。掃除力、判断力も十分で、重点的に掃除をする“エリアメモリー機能”を搭載していることなどを考慮するとコストパフォーマンスはとても高いと思います」

 

面倒な床掃除の手間を減らしてくれるロボット掃除機。部屋のフローリングやカーペットのホコリやゴミを賢く見つけてしっかり掃除をしてくれる姿は本当にラブリー。そんなロボット掃除機の注目機種「ルンバ」「ダイソン360 Eye」「ルーロ」「ミニマル」の実力を、個別にご紹介します。

 

ボタンひとつでフロア全体を自動で掃除
先進のナビゲーション技術で床掃除は全部おまかせ

アイロボット
ルンバ960
実売価格9万7070円
(稼働時間 最大約75分、充電時間 約3時間、アプリ iRobot HOMEアプリ)

20161218-i03 (1)

ナビゲーションテクノロジーの高さにより状況判断が正確でそれに見合った行動ができる総合力の高さがウリ。900シリーズはマッピング技術を搭載。3~4LDKも全部屋を通して自動走行で掃除してくれて、迷子にならずに最短ルートで帰ってきます。吸引部分が毛ブラシではなくゴムのローラーのような形状になっているので、掃除が終わった後に髪の毛やペットの毛などがからみにくくお手入れもしやすいのが特徴です。「ロボットに掃除を任せたいと思っている人はロボットの掃除はしたくないはずだというアイロボット社のポリシーだと思います」(戸井田さん)。

 

そのポリシーは他にも。例えば犬を飼っているお宅で外出中に自動モードで掃除をして欲しい場合に、餌のドッグボウルのまわりに付属のバーチャルウォールを置いておけば見えない壁を感知して立ち入らないので餌をまき散らす心配もありません。人の気持ちにルンバが合わせるというポリシーが明確に感じられます。専用アプリでスケジュールも細かい設定が可能です。

 

抜群の吸引力でカーペットもスッキリと掃除
IoT化で外出先からも操作が可能

20161218-i03 (2)

ダイソン
Dyson 360 Eye
実売価格13万0852円
(稼働時間 最大約45分、充電時間 約2時間45分、アプリ Dyson Linkアプリ)

 

ダイソンの圧倒的な吸引力はロボット掃除機でも魅力。通過したところのゴミ残しはほとんどないといっていいくらいパワフルです。動きは独特で360°カメラで部屋のレイアウトと自分の位置を認識して、部屋を四角いグリッドに分けてその中を一筆書きのように規則正しく掃除をします。「壁にぶつからないようにプログラムされているのは家具を傷つけない点でプラスポイント。その分ボディサイズ+左右にマージンがないところには掃除しに行かないなど、システムを作り込み過ぎたのか融通が利かない部分も多少感じます」(戸井田さん)。かたづいている部屋、物がない部屋ならよくゴミを吸ってくれるし、本体もホームベースもデザインのよさは抜群。ソフトウエアのアップデートで賢くなっていくのもセールスポイント。外出先からの操作や静音モードなどがスマホからリモートコントロールできたり、掃除の結果が可視化できたりとIoTに対応。

 

独創的な三角のカタチで部屋の隅々までキレイに
ハウスダスト発見センサーが微細なゴミも逃さず感知

20161218-i03 (4)

パナソニック
RULO MC-RS200
実売価格8万7350円
(稼働時間 最大約60分、充電時間 約3時間、アプリ非対応)

 

「他社が丸型を採用するなかで角を丸くした三角形のカタチが独創的でかわいい。もちろんこのカタチにより部屋の隅により近づけるので、壁際などの清掃力は他社よりも上」(戸井田さん)。自動モードでは部屋の壁際やコーナーなどのゴミの多い外周を掃除した後に、部屋の内部をぐるぐるとランダムに掃除していくのでゴミ残しは少なく、音も静か。ゴミのあるところはセンサーが赤く点滅して念入りに掃除をし、キレイになったら緑点灯する「ハウスダスト発見センサー」は掃除が可視化できてうれしい。白を基調にラウンドした柔らかいデザインを採用したことで圧迫感がなく女性に特に人気があります。フィルターやダストボックス、ブラシといったパーツ類を取り外して丸洗いできる設計も日本人好み。

 

小さく、きびきび、かしこく働くしっかりもの
狭いところも低いところも入り込んで丁寧に掃除

20161218-i03 (3)

日立
Minimaru RV-DX1
実売価格9万7640 円[税込]
(稼働時間 最大約60分、充電時間 約3時間、アプリ非対応)

 

「小ささにこだわって25cmの本体幅の中に先進技術を搭載したことがセールスポイント。椅子が4脚あるダイニングテーブルの下は合計20の脚がひしめき合っていますが、そういう狭いところにも入っていける優位性を持っています」(戸井田さん)。さらに椅子やテーブルの脚を検知すると4本脚すべてをくるくるとまわって掃除する賢さ。また本体の高さは9.2cm。ソファやベッドの下のすき間も10cmあれば奥まで掃除しに入り込めます。動きはすごく機敏で、壁際も丁寧に掃除してくれます。床材によって吸引力を変えたり、ホームベースに戻るとダストボックスのゴミを風で圧縮したり、ブラシにからまった髪の毛などを自動でクリ-ニングしたりと至れり尽くせり。

 

取材・文=ナナイロ社 撮影=三木匡宏、高原正樹(Tk.c/物撮り)

 

コジマ電機
http://www.kojima.net/
※価格は2016年12月15日時点の参考価格です。

 

Profile

20161218-i03 (10)

戸井田 園子

大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。そのとき身に付けた性能・デザイン・価格などをトータルに比較し、商品の優劣を見極める技術をもとに、独立してフリーに。現在はインテリア&家電コーディネーターとして活動中。

 

【URL】

何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」

http://at-living.press

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