私はこう見る EUの影響力低下も オーストリア・フランスセンター研究員 フローレント・マルシャック氏
毎日新聞
2016/12/19 東京朝刊
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オーストリア・フランスセンター研究員(東欧政治) フローレント・マルシャック氏
東欧諸国は、トランプ次期米大統領を歓迎する国と恐れる国に二分される。前者は権威主義的な政権か、または、難民らの流入に反対する国々だ。
例えばセルビア政府はトランプ氏を歓迎する。現政権は独裁志向があり、メディアの自由や人権を重視しないが、トランプ氏がそのことで介入する可能性は低そうだからだ。米露関係を改善しようとしている点もロシアの影響力が強い東欧では好印象だ。
また、強硬な不法移民対策を主張するトランプ氏は、難民らの受け入れを拒否するハンガリー、スロバキアといった国々でも良い印象を持たれている。
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