研究の現場から

地中の鉱物から宇宙の情報を /四国

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研究に欠かせない高倍率の電子顕微鏡を説明する、海洋研究開発機構高知コア研究所主任研究員の富岡尚敬さん=高知県南国市物部乙の同研究所で、柴山雄太撮影
研究に欠かせない高倍率の電子顕微鏡を説明する、海洋研究開発機構高知コア研究所主任研究員の富岡尚敬さん=高知県南国市物部乙の同研究所で、柴山雄太撮影

海洋研究開発機構高知コア研究所・富岡尚敬主任技術研究員

 国立研究開発法人・海洋研究開発機構高知コア研究所(高知県南国市)の主任技術研究員・富岡尚敬さん(47)は鉱物の組成や結晶構造を研究している。

 地下深く、高温高圧の環境下で形成される鉱物の再現に取り組んでいたことから、同様の条件がそろう小惑星の衝突でできる鉱物の研究を手掛けるようになった。高知コア研究所にある高倍率の電子顕微鏡で、マイクロメートル単位の大きさの鉱物を調べている。

 高温高圧の環境でのさまざまな物質の合成に成功しており、逆にその物質から、衝突時の条件や物の性質が分かるという。「地球に落ちている隕石(いんせき)から宇宙空間の情報を得られます」と話し、2020年に地球へ戻る小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰るサンプルの分析にも携わる予定だ。

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