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SMAP「解散」研究

CDデビューから25年間もトップを走り続けたSMAPが年内で解散する。彼らほど、「国民的アイドル」という冠がふさわしいグループはかつてあったろうか。ファンのみならず、一般市民にも親しまれた楽曲を残した5人は、グループの枠にとどまらずに、それぞれがドラマやバラエティー、司会などで活躍、その個性を存分に発揮した。そんな人気者たちが、なぜ「解散」を選んだのか。「SMAP『解散』研究」と題して、さまざまな角度から考察してみよう

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SMAP「解散」研究

識者が語る「アイドル」SMAPが残した物

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12月21日に発売されたSMAPのベストアルバム「SMAP 25 YEARS」。レコード店ではコンサートのDVDなどとともに陳列され、多くのファンが買い求めていた=東京都渋谷区のタワーレコード渋谷店で2016年12月21日、大村健一撮影
12月21日に発売されたSMAPのベストアルバム「SMAP 25 YEARS」。レコード店ではコンサートのDVDなどとともに陳列され、多くのファンが買い求めていた=東京都渋谷区のタワーレコード渋谷店で2016年12月21日、大村健一撮影

 平成という時代をトップアイドルとして疾走してきた「SMAP」が12月31日をもって、グループとしての活動にピリオドを打つ。CDデビューから四半世紀、1988年のグループ結成から数えると28年間もバラエティーやドラマ、音楽、映画などさまざまなジャンルで活動し、「国民的アイドル」に育ったグループの不協和音が発覚してから約1年。解散時期が刻一刻と近づくが、メンバーの口は一様に重く、揣摩臆測(しまおくそく)を呼んでいる。私たちは一連の解散騒動をどのようにとらえればいいのか。「これほど長く第一線で活躍したアイドルグループはいなかった。きっとこれからも出ないだろう」。こう口をそろえる各界の有識者らのインタビューを通して、彼らの足跡と展望を考えた。【「SMAP『解散』研究」取材班/デジタル報道センター】

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