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論点

SMAPが残したもの

矢野利裕氏

 人気グループ・SMAPが年内で解散する。25年にわたり老若男女に愛され続けたアイドルの解散は、芸能ニュースの枠を超えて社会現象となり、米紙ニューヨーク・タイムズはザ・ビートルズ解散になぞらえた。解散の理由を語らぬまま、静かに舞台を降りようとしているSMAP。彼らは平成ニッポンに何を残したのか。

 SMAP解散の報は、日本中を騒然とさせた。いかにも扇情的な報道の在り方には批判的な気持ちがあるが、現在の日本において、SMAPの動向が少なからず国民的関心事となっているのは事実なのだろう。SMAPの人気について一義的な要因を述べるのは難しいが、SMAPがほとんど唯一無二の魅力を放っていたのは確かである。

 SMAPの魅力は、カジュアルなスター性とでも言うべきものにある。カジュアル性とスター性。スターが手に届かない存在だとすれば、「カジュアルなスター性」という言い方はほとんど語義矛盾である。しかし、そのような矛盾に満ちた存在感こそが、SMAPというグループにおける最大の魅力だ。

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