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池澤夏樹・評 『オリエンタルピアノ』=ゼイナ・アビラシェド著

 (河出書房新社・2592円)

アラブからヨーロッパへ 融和の誘い

 フランスでBD(ベーデー)と呼ばれるコミックである。グラフィック・ノベルとも言う。一巻で完結。判型が大きく、紙が上等で、造本も立派。そして何よりも一ページごとの絵が額装して飾れるくらい凝っている。

 白と黒だけの装飾的な画風で、反復の多い、オリエンタルな様式美。ミシェル・オスロ監督のアニメ「アズールとアスマール」や、コミックならば十年ほど前に刊行されたマルジャン・サトラピの『ペルセポリス』(これも白と黒)を思い出して頂きたい。

 話の核にあるのはレバノンからフランスに移った著者ゼイナの曽祖父の一代記である。

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