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新潟県糸魚川市で22日朝に発生した大規模火災は、多くの高齢者が暮らす木造密集地帯約4万平方メートルを焼き、住民2人、消防団員9人が軽いけがをしたものの、死者は出なかった。長年にわたって地域で培われた「互いを気遣う関係」が、人的被害を抑えたのではないか--。難を逃れた人たちは口をそろえた。【川辺和将】
JR糸魚川駅前のラーメン店から出た火は、強い南風によって北側に100メートル以上離れた二つの建物に飛び火した後、次々と燃え広がっていった。延焼が続く22日夕。火元の東側にある1937年創業の老舗「小竹(おたけ)海産物店」に足の不自由な60代の女性がやって来た。
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