【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は2017年に主要加盟国で国政選挙が相次ぐ。最初の舞台のオランダの下院選(定数150)まで3カ月を切り、最新の世論調査では、イスラム系移民排斥を掲げる極右の自由党が、過半数には遠いが第1党に躍進すると予想される。ただ、連立協議は難航すると見られ、極右首相誕生の可能性は低そうだ。
「私を止めることはできない」「党への支持はかつてなく高い」。今月9日、自由党のヘルト・ウィルダース党首(53)が動画投稿サイトでメッセージを発信した。この日、西部スキポールの裁判所は、同氏が国内に多いモロッコ系移民への差別をあおったとして刑事罰なしの有罪判決を下した。弁護士は控訴する意向を示した。
この記事は有料記事です。
残り533文字(全文843文字)
毎時01分更新
◇塩ひとつまみ、うまみ凝縮 大寒も過ぎ、冷え込みは今が本番…
「気がつくと、所持金は103円でした。4日の仕事始めに出勤…
かつて多数のテロ・ゲリラ事件に関与し、犠牲者を出してきた過…