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工藤 美代子・評『サイコパス』中野信子・著

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平然とウソをついて騙(だま)しても、反省すらしない“モンスター”

◆『サイコパス』中野信子・著(文春新書/税抜き780円)

 本屋さんに入ると、平台に積まれている新書の新刊が目に飛び込んでくる。以前から気になる言葉があって、それが新書のタイトルになっていたら、たいがいは手に取ってみる。

 なにしろ、新書は安くて軽くて判型が小さいから、ハンドバッグに突っ込んで持ち運べる。とりあえず、新幹線が東京から大阪に着くくらいの時間内で、一冊の新書を読み終えれば、あるトピックの基本的な知識は頭に入るわけだ。

 本書のタイトルを見た瞬間に、これは買わなければと思った。サイコパスという言葉を近年はよく耳にする。しかし、実際には何を意味するのか、私はよくわからない。

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