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記者の目

最前線の記者がそれぞれの取材テーマを論じます。1976年にスタートした毎日新聞を代表するコーナー。

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視覚障害者 ホーム転落事故=内橋寿明(東京社会部)

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2011年1月に視覚障害者が転落して亡くなったJR山手線目白駅には、事故後にホームドアが設置された=東京都豊島区で、内藤絵美撮影
2011年1月に視覚障害者が転落して亡くなったJR山手線目白駅には、事故後にホームドアが設置された=東京都豊島区で、内藤絵美撮影

心のバリアーをゼロに

 今年8月と10月、東京と大阪で視覚障害者が駅のホームから転落し、電車にはねられて亡くなる事故があった。どちらの駅も転落防止に有効なホームドアがなかった。国土交通省は1日の利用者が10万人以上の駅にホームドアを設置するよう鉄道各社に求めているが、コスト面や扉の位置が車両によって異なるなど、実現へのハードルは低くない。

 私は、障害者やお年寄りの社会参加を阻む障壁(バリアー)の解消を目指す毎日新聞のキャンペーン報道「ともに 2020 バリアーゼロ社会へ」に携わり、事故防止には設備だけでなく、やはり人の力が鍵を握ると感じている。「心のバリアー」をなくすために、私自身も一歩踏み出したい。

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