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東京五輪への伝言

木のぬくもり 新国立設計・隈研吾さん

 東京の神宮外苑で新国立競技場の建設が進む。設計した建築家の隈(くま)研吾さん(62)が近くに構えた事務所を、昨年11月に訪ねた。彼は競技場の模型を前に言った。「外苑の森にある庭園建築の一つを目指しています」

 4年に1度の祭典。そのメイン会場にしては、小さな家でも建てるような控えめな表現だ。話し方も控えめ。工事を請け負う大成建設の関係者も「ぼそぼそ小声でしゃべり、おれが、おれがという感じは皆無」と言う。しかし話を聞くと、新国立の設計思想は、浮き沈みに富む隈さんと日本の半世紀の歩みに裏打ちされていた。

 彼の育った横浜市北部は昔は田園地帯で、虫捕りやザリガニ釣りに興じた。小学生だったある日、水田の真ん中で工事が始まり、風景が一変する。「コンクリートの巨大な神殿が現れ、すごいなあと見上げた」。1964年東京五輪に合わせて開業する東海道新幹線の新横浜駅。五輪を巡る記憶の原点だ。

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