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あふれるネットの医療情報 だまされやすいと自覚を

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よく見かける医療情報
よく見かける医療情報

 医学的な根拠の乏しい情報がインターネット上にあふれている。実際、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」が事実誤認や無断転載した記事を掲載し、昨年11月、公開中止に追い込まれた。正しい情報は病気に立ち向かう「武器」になるが、その見極めは難しい。真偽を判断するにはどうすればいいのか。【庄司哲也】

「極論」には注意しよう/冷静になって病状把握/信頼できる情報源を

 「聞いたことがないような薬や治療方法、健康食品について患者から質問を受けることがあまりに多い。そこで、ネット上の医療情報を調べてみたら信頼できない情報があふれていました」と、語るのは国立がん研究センター中央病院(東京・築地)で呼吸器内科医として勤務する後藤悌(やすし)さんだ。

 後藤さんは2007年、ネット大手の検索サイトで「肺癌(がん)」と打ち込み、示される上位50サイトを調べた。情報の真偽を、専門の「進行性非小細胞肺がん」の治療内容について、エビデンス(科学的根拠)に基づいているかで評価したところ、正しい情報を記載しているサイトは半数以下だった。さらに11年にも上位30サイトについて調べると、信頼できる情報は5サイトにとどまった。また、代替療法を唯一の治療と紹介した…

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