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食べ飲み食らう

新東京食紀行/2 港区に蔵元復活 1世紀超え「江戸開城」 /東京

「創業文化九年 若松屋」と書かれた醸造所の看板を背にする斉藤さん(左)と寺澤さん=港区で、五味香織撮影

 一口含むと、舌に穏やかな発泡感があり、すぐに甘みが広がる。後味はさらりと抜けるが、軽くはない。「障りなく飲めて、味わいのある酒」。杜氏(とうじ)の寺澤善実さん(56)の言葉を思い返す。ラベルには「江戸開城」と銀色の文字。この酒が都心の水道水で造られたことに驚く。「おいしい酒は米どころや名水地で造られる」という思い込みが覆された。

 100年ほど前に途絶えた港区の蔵元が「東京港醸造」として復活し、昨年7月から日本酒を造り始めた。家…

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