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1933(昭和8)年の昭和三陸地震の記録が刻まれた「津波石」と呼ばれる巨岩が、東日本大震災の津波をきっかけに岩手県大船渡市三陸町吉浜(よしはま)地区の土中から見つかった。この地区では当時の津波の教訓が伝え守られ、高い場所に人家があったため、震災の被害が比較的少なかったことで知られる。住民たちは改めて先人の教えに感謝し、掘り出して現地に展示している。【野崎勲】
石は長さ3.65メートル、幅2.75メートル、高さ2.1メートル、重さ36トン。表面には「津波記念石」「昭和八年三月三日ノ津波ニ際シ打上ゲラレタルモノナリ」などと刻まれている。吉浜川の河口から約200メートル上流の市道脇の斜面に埋もれていたが、震災の津波で斜面が削られ、一部が露出した。
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