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金言

差異無視する誤り=西川恵

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 新年の新聞各紙に反グローバリズム、大衆迎合主義、反エリート主義という言葉が並んだ。2017年の世界を読む上でのキーワードであることは間違いないが、個別事象の差異を無視してすべて一緒くたにする間違いにも心しておく必要がある。

 昨年、想定外の2大イベントだった英国の欧州連合(EU)からの離脱決定と米大統領選挙でのトランプ氏勝利。この二つを反グローバリズムとしてひとくくりにする論調が結構ある。しかし反グローバリズム感情が英国のEU離脱決定を招いたわけではないし、離脱後の英国が志向している方向もそうではない。

 グローバリズムといえば米国が本家のように思われているが、英国の経済・金融・産業政策は米国以上にオープンだ。大英帝国時代から自由貿易の主導者だったとの自負がある英国にとって、EUの深化によって自国の主権が抑制され、EU域外との通商が規制に縛られ自由にならないのは我慢ならないことだった。

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