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田中角栄・光と影

/5止 JR只見線・六十里越トンネル 「袋小路の村」に風穴 県境越え、住民の夢実現 /新潟

只見線の全線開通式でテープカットする田中角栄氏(右から3人目)=旧小出町の小出駅で1971年8月

 魚沼地域と福島県南会津地域とを隔てる標高800メートル超の「六十里越峠」。山腹を貫くJR只見線「六十里越トンネル」(全長約6・3キロ)の魚沼市側の入り口には、田中角栄元首相が揮毫(きごう)した「六十里越隧道(ずいどう)」の銘板がある。書が趣味だった角栄氏が、開通を記念して記したものだ。寒村の住民らが描いた夢は、その夢を背負った角栄氏の手によって実現した。

 旧入広瀬村(現魚沼市)職員だった大島覚(さとる)さん(78)は1970年9月、村と福島県只見町とをつなぐトンネルが貫通した瞬間を今でもはっきりと覚えている。貫通式には当時、自民党幹事長だった角栄氏も駆け付け、「今日までよく来たな」と感慨に浸りながら、爆破スイッチを入れたという。「ゴー」と腹に響くごう音とともに、福島県側から「一気に乾いた温かい風が吹き抜けた」(大島さん)。翌71年8月、待望だった…

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