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 今回は世界が違って見える2作を紹介したい。

 百田尚樹の『幻庵(げんなん)』上・下巻(文芸春秋)は、江戸時代の囲碁界を描いた歴史小説である。当時の囲碁には四つの家元があり、血縁ではなく実力で跡を継いでいた。幕末に向かう時代相を背景に棋士たちの激闘、生きる姿を浮き彫りにして、強い印象を残す。

 井上幻庵因碩(いんせき)。尼崎藩士の子に生まれ、幼くして碁の才を見いだされる。やがて棋士として激動の歳月を送ることになる。きら星のような先達たち、生涯にわたって対局した本因坊丈和のすごみ、後ろから迫り来る新鋭たちの輝き、権謀術数、早世する才能の哀切が描き出される。それぞれの人間臭さがたまらない。棋譜まで載せて言及する対局は、専門用語ばかりで…

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