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東京2020への伝言

/9 米統治下、リレーの起点 沖縄「聖火に熱狂」夢破れ 憧れた「本土並み」

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聖火ランナーとして金武町内を走る安富祖朝正さん=本人提供
聖火ランナーとして金武町内を走る安富祖朝正さん=本人提供

 走った道が舗装されていたか、砂利道だったかは覚えていない。でも、無数に揺れる日の丸の小旗が涙でにじんだ記憶は消えない。

 東京五輪の聖火は1964年9月7日、ギリシャから沖縄の那覇空港に到着した。22歳だった金武町(きんちょう)の安富祖朝正(あふそちょうせい)さん(74)は翌日、57人目として聖火を手に1・3キロを走った。「誇らしかった。すごく感動した」と回想する。

 日本人の聖火リレーは沖縄から始まった。だが、当時まだ米国統治下で「聖火が日本に到着」とは言えない。米軍は日の丸掲揚を原則禁じていたが、この時は黙認した。沿道を埋め尽くす人々の振る小旗に、祖国復帰の願いが込められていた。

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