ホームドア

対応に苦慮 扉位置異なり、停車時間延長も

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近鉄奈良線・駅停車時の扉位置のイメージ
近鉄奈良線・駅停車時の扉位置のイメージ

 駅ホームからの転落を防ぐホームドアについて、国は1日の利用者が10万人を超える駅には原則として2020年度までに設置するよう求めている。だが、実現へのハードルは低くなく、16年に視覚障害者が転落死する事故が起きた近畿日本鉄道と東京メトロも対応に苦慮している。【千脇康平、内橋寿明】

 近鉄は昨年12月15日、1日16万人超が利用する大阪阿部野橋駅(大阪市)で、支柱に張ったワイヤが上下する「昇降式ホーム柵」を18年度末までに設置すると発表した。ただ、車両の扉位置のばらつきが少ない準急と急行が停車するホームに限定する。

 昇降式は従来の横開き式のホームドアと違い、車両の扉位置が異なっても対応できるのが強みだった。ところが、特急が止まるホームではどう配置しても昇降式の支柱が扉の前に来て乗降を妨げるケースもあった。車両の扉位置のパターンが13通りある上、車両編成の組み合わせによってさらにばらつきが出るためだ。階段やエスカレーター脇はホームの幅が狭く、支柱の配置を避ける必要もある。

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