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野口悠紀雄さん「トランプ・バブルに熱狂するな」

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 シリコンバレーのハイテク企業と、ピッツバーグやデトロイトの製鉄所や自動車組み立て工場など「古い」製造業の労働者。分断された「二つの米国」を浮き彫りにしながら昨年11月の大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏が20日に第45代大統領に就任する。選挙戦中に「不法移民の流入を防ぐため、メキシコ国境に巨大な壁を造り、建設費をメキシコ側に負担させる」などの過激な主張を繰り返していたが、選挙後はニューヨーク・ダウ工業株30種平均が買われ、ドル高・円安に伴って日経平均株価も大きく上昇して「トランプ・バブル」の様相を呈している。日本の週刊誌の中にも、早々と「1980年代のバブル期のような祭りの再来」とはやす特集記事が出てきた。さて今年2017年は、こうした状況が続くのだろうか。

 大統領選中のトランプ氏の公約には実現が難しいとみられてきたものも多い。だが、米自動車大手フォード・モーターのメキシコでの新工場建設計画を強く批判して、新年早々にこれを撤回させ、その「力」を見せつけた。トヨタ自動車がメキシコで進める新工場建設についても「あり得ない! 米国に建設しろ。さもなければ多額の関税を支払え」とツイートしており、メキシコで生産する日本車メーカー各社に影響は及びそうだ。

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