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次世代の戦後

記憶と表現 批評の現在 近畿大文芸学部准教授 大澤聡さん(38)

 「一億総評論家」「クチコミ」など今も耳にする造語の名人がかつていた。評論家、大宅(おおや)壮一(1900~70年)だ。政治経済から世態風俗まであらゆる社会事象を平明な文章で論じ、時代の先行きを羅針盤さながらに示した。新聞、出版、ラジオ、テレビに加え、この二十余年の間に急成長したネット社会は批評や評論にどんな影響を及ぼしているのか。玄人の知識と素人の疑問を上手に結び付けた大宅の姿勢に共鳴するという批評家で近畿大文芸学部准教授(メディア史)、大澤聡さん(38)の思いを聞いた。【有本忠浩】

 大澤さんが大学に入学した90年代末、本格的なインターネット時代が幕をあけた。パソコンを広く普及させた「ウィンドウズ95」の登場が画期となる。ネット社会の到来は古今東西あらゆる事象を瞬時に調べあげることを可能にし、ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の隆盛も個人の意見表明を後押しした。

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