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さまよう住まい

阪神大震災22年/上(その1) 一生の家と信じていた

借り上げ復興住宅で暮らす吉山隆生さん。神戸市から明け渡しを求められ、提訴された=神戸市兵庫区で、望月亮一撮影

 昨年5月12日の神戸地裁203号法廷。男性は「被告」として証言台に立った。「この家で終身、生活できると信じてきました。被災した時、まさか21年後に神戸市に訴えられるとは夢にも思っていませんでした」。意見を聞いてもらえる数少ない機会と思い、原稿を丸暗記した。まっすぐに裁判長を見つめた。

 男性は、神戸市が阪神大震災(1995年)の被災者向けに用意した借り上げ復興住宅「キャナルタウンウエスト」(兵庫区)に住む元調理師の吉山隆生さん(66)。震災で戸建ての自宅が全壊し、仮設住宅を経て99年12月に移った。周囲の環境にも慣れ、落ち着いた日々を過ごしていた。

 20年の期限で家主に返還される制度と知ったのは6年前。「入居時には書面でも口頭でも説明はなかった」…

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