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15歳のニュース

「ホーホケキョ」だけじゃない ウグイスのさえずり、環境で変化

 「春告鳥」の異名があるウグイスのさえずりについて、国立科学博物館脊椎(せきつい)動物研究グループ長、濱尾章二(はまおしょうじ)さん(行動生態学)の研究で興味深い事実が明らかになった。歌には1羽(わ)ごとの個性があり、環境(かんきょう)によって歌い方が変化するという。

 ウグイスは一夫多妻(いっぷたさい)制で、雄(おす)はヒナの世話をしない。さえずるのは雄だけ。我が子を増やそうと複数の雌(めす)をひきつけ、そこが自分の縄張(なわば)りと主張して他の雄を侵入(しんにゅう)させないことが二大目的だ。春になると男性ホルモン「テストステロン」の血中濃度上昇(のうどじょうしょう)に伴(ともな)って歌い始める。よく知られた「ホーホケキョ」だけでなく「ホーホケキキョキキョ」「ホーホホホホキホヒコホ」など多彩(たさい)な節回(ふしまわ)しがある。

 歌い方は前年までに身近な成鳥から学ぶ。最初は音の数が少なかったり声量が乏(とぼ)しかったりする「口舌(ぐぜ)り」鳴きとなる。成鳥も毎年春先は口舌り鳴きから練習し直す。さえずりは一羽一羽異なり、複雑に歌いこなす雄ほど雌には魅力的(みりょくてき)らしい。活発にさえずり続けた結果、繁殖(はんしょく)期後半の夏には喉(のど)の皮膚(ひふ)が伸(の)びてしまうこともある。

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