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描かれた鉄路

今回の作品 獅子文六『七時間半』 東海道線・東京-大阪間 ドタバタ劇、長旅の余韻

どっしりした伊吹山のふもとを走るJR東海道線。小説『七時間半』の舞台となる特急「ちどり」がこの辺りに差しかかった時、車内では不穏なデマが飛び交っていた=滋賀県米原市で、鶴谷真撮影

 でんと座る霊峰・伊吹山のふもとをJR東海道線が行く。ここは滋賀県米原市。関ケ原の古戦場が近い。長距離の旅客は新幹線にごっそりさらわれてしまった。ふと、特急「ちどり」を思った。獅子文六(ししぶんろく)(1893~1969年)の小説『七時間半』に登場する架空の国鉄特急だ。物語の中では、この辺りに差しかかった時、車内に不穏なデマが渦巻いていたのだ。

 『七時間半』は、「ちどり」が東京を出て大阪に着くまでの7時間半にわたるドタバタ劇である。1960年…

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