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さまよう住まい

阪神大震災22年/下 進まぬ自力再建支援

屋根にブルーシートをかぶせた家が並ぶ熊本地震の被災地。住宅被害の8割は一部損壊だった=熊本市で2016年6月、本社ヘリから山下恭二撮影

 熊本市南区の2階建て民家は地盤が15センチ沈下し、少し傾いていた。ドアは開かなくなり、庭のブロック塀には電柱が倒れかかったままだ。住人の女性(56)は熊本地震から9カ月が過ぎた今も、「半壊」と判定されたこの家で暮らす。仕事はコンビニのパート。「修理したいが、お金がない」と肩を落とした。

 業者への見積もりでは、地盤のかさ上げだけで600万円かかる。夫は5年前に死亡し、住宅ローンは生命保険で払い終えたが、蓄えはわずかだ。被災者生活再建支援法の対象になるのは「大規模半壊」以上。仮設住宅に移っていないため、公費の支援は応急修理の費用(上限57万6000円)だけ。トイレの水回り修理に消えた。「亡き夫と建てた家を離れたくない」

 昨年末、熊本県は地盤かさ上げの独自補助を決めた。とはいえ、自己負担分や家のゆがみの補修などの出費は…

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