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山田治生
毎年、数多くのオーケストラが日本にやってくる。2017年の初めにあたって、今年来日する注目の指揮者&オーケストラをチェックしておこう。
昨年の来日オーケストラは、ダニエル・バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンのブルックナー交響曲全曲演奏会、サイモン・ラトル&ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全曲演奏会など、重量級のプログラムが目立った。ウィーン・フィルがズビン・メータや小澤征爾とコンサートをひらき、ウィーン国立歌劇場も3演目を持ってきた。
今年は、昨年ほどの豪華さはない。それでも、2年連続でラトル(1955年生まれ)&ベルリン・フィルが来日し、ブラームスの交響曲第4番、ラフマニノフの交響曲第3番、「ペトルーシュカ」などを取り上げる(11月)。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は新しい首席指揮者ダニエレ・ガッティ(1961年生まれ)とともに来て、楽団ゆかりのマーラーの交響曲第4番などを披露する(11月)。クラウディオ・アバドを継いだ…
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