京は水もの

えにし訪ね、ぶらり探訪/32 ヨシ原サミット 原風景、連係プレーで保全 /京都

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 水辺に広がるヨシ原はかつてどこにでも見られる日本の原風景だった。かやぶき屋根やヨシズの材料として私たちの暮らしにも身近な存在で、野鳥にとっては天敵から身を隠す天然のバリアーになり、多くの生物を育んできた。だが埋め立てや河川改修などで急速に姿を消しつつある。

 琵琶湖・西の湖(滋賀県近江八幡市)、宇治川の向島地区(京都市伏見区)、淀川の鵜殿(うどの)地区(大阪府高槻市)。琵琶湖から宇治川、淀川へとつながる水系に広がる西日本でも有数のヨシ群生地を守ろうと、昨年12月、3地区で活動を続ける市民団体や研究者、行政関係者ら約40人が京都市に集まって「ヨシ原サミット」を開催、保全のノウハウや情報を共有していくことで意見が一致した。サミットで交わされた各地の活動と課題をリポートする。

 ■河川事務所による鵜殿のヨシ原再生の試み

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