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余録

昨年末に解散したSMAPの…

「第67回選抜高校野球」の開会式で、例年の警察音楽隊などに代わり行進曲などをを演奏する西宮市高校吹奏楽連盟の生徒たち=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1995年3月25日、大西達也撮影

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 昨年末に解散したSMAPの「がんばりましょう」が入場行進曲になったのは1995年の「復興センバツ」だ。阪神甲子園球場の地元、兵庫県西宮市の高校生たちが行進曲を演奏した▲この年の1月17日に阪神大震災が起きた。センバツの開催が決まったのは2月17日。それまで開会式の演奏を担当してきた大阪などの警察音楽隊は被災地の復旧作業に追われて引き受けられる状況にない。「球児と同じ高校生に代役をお願いしたい」という主催者の依頼を西宮市高校吹奏楽連盟が快諾した。明日への光を感じたからだ▲9校の吹奏楽部員約70人が参加することになった。避難所から通う部員や制服をなくして私服姿の部員もいた。仁川(にがわ)学院中学高校の吹奏楽部顧問だった南哲哉(みなみてつや)さん(55)らが加盟校を1校ずつ訪ねて壊れていない楽器をそろえた▲正式な依頼は開会式のわずか17日前だった。余震におびえながら、学校の玄関前の広場や割れた窓ガラスから風が吹きつける講堂で合同練習した。自宅が半壊した南さんは学校に泊まり込んで指導した▲開会式の指揮台に立つと、手で押さえても止まらないほど足が震えたのを今でも覚えている。3年後に警察音楽隊が復帰したが、高校生の式典演奏はその後も続き、南さんが指揮棒を振ってきた▲高校生は震災を知らない世代になったが、音楽で球児にエールを送る原点は22年前のあの日だ。南さんは毎年、初めての合同練習で震災直後に先輩たちが体験した苦労を必ず生徒に伝える。そしてこう締めくくる。「西宮から全国に感謝と元気を届けよう。そして思いをつないでいこう」

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