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SUNDAY LIBRARY

本郷 和人・評『殿様の食卓』山下昌也・著

◆『殿様の食卓』山下昌也・著(徳間文庫カレッジ/税抜き830円)

 かつて「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」というテレビ番組が好評を博した(2002年~12年)。トリビアルな、すなわち些末(さまつ)な知識の獲得を喜べるのは人間だけだ。番組はそう謳(うた)っていたが、なるほどその通り、と納得したものだ。

 本書はまさに「トリビアな本」である。日本人がどういうものを食べてきたか。何をうまいと感じたか。資料が残る殿様の食卓を探ることで明らかにしていく。結論から書くと、将軍や大名の食事は驚くほど質素だった。人間の欲望の代表は「食欲・性欲・睡眠欲」だが、中でも食欲が強烈な人(私がそれ)は絶対に殿様になぞ憧れるべからず。現代の私たちの方がはるかに美味を堪能しているから。

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