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茨城・牛久 シャトーカミヤ 日本初の本格醸造場

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国の重要文化財に指定されているシャトーカミヤの旧事務室=茨城県牛久市中央3で
国の重要文化財に指定されているシャトーカミヤの旧事務室=茨城県牛久市中央3で

 JR常磐線で東京と結ばれ、ベッドタウンとして宅地開発も進む茨城県牛久市。市役所近くの市街地に、ヨーロッパ風レンガ造りの建物と庭園が広がる。明治時代に建設された日本初の本格的なワイン醸造場「シャトーカミヤ」だ。現在は記念館やレストランとしての利用がメインだが、少量ながら醸造も手掛けている。

 日本初のバーとされる東京・浅草の「神谷バー」の創始者、神谷伝兵衛(1856~1922)が1903(明治36)年、ブドウ栽培の適地だったこの地に約23ヘクタールのブドウ園を開墾。フランスの醸造場をモデルに、レンガ造りの事務室や発酵室、貯蔵庫を整備した。

 「シャトー」はブドウ栽培から瓶詰めまで一貫生産する醸造場だけに認められる称号で、全ての設備を整えたのはシャトーカミヤが国内で初めてだった。開設当時の年間生産量は最大100~200石(1石は約180リットル)。流通範囲は不明だが、当時の瓶が滋賀県で見つかっている。

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