OECD

高額薬、世界の課題 保健相会合声明

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 経済協力開発機構(OECD)の保健相会合が17日、パリで開かれ、急増する高額な医薬品について、政府や製薬業界、患者団体など関係者による対話を促進することで適切な使用を進めることを目指す閣僚声明を採択した。日本からは塩崎恭久厚生労働相が出席。OECD事務局が各国政府に高額薬の増加への対応策の検討を求めていた。

 会合では、革新的で高額な治療・医薬品や、効率的ではない無駄な医療への対応をテーマにした会合が設けられた。日本では昨年、超高額ながん治療薬「オプジーボ(一般名・ニボルマブ)」の登場を契機に、高額薬の値下げや適正使用に関する議論が始まった。OECD各国も、高額薬の増加や高騰化する医療費の抑制が重要テーマとなっている。

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