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現場報告・トランプと世界

白人層「ドリーム再び」(その1) 脱貧困、危うい高揚

デーブ・ベネットさん(右)と長男ダニエルさん=米東部ペンシルベニア州ハービーズレークで

 米東部ペンシルベニア州の片田舎、ハービーズレークにトレーラーハウス(移動式住宅)数十台が集まっていた。全米の人口3億2000万人のうち、トレーラーハウスに暮らすのは推定2000万人。数千ドル(数十万円)から購入可能なトレーラーでの暮らしは、米国では貧困層の象徴だ。

 20日のドナルド・トランプ氏(70)の大統領就任を前に、デーブ・ベネットさん(60)が笑みを浮かべた。「神に感謝します。私が得られなかった繁栄が子供たちに与えられますように」。トランプ政権下で暮らし向きは良くなると信じている。

 製本工場に勤めていたベネットさんは2003年の離婚でトレーラーハウス暮らしに転落した。唯一の財産である持ち家を元妻に譲り、息子2人を連れて引っ越してきた。今は無職。年金はあるが、地代300ドルに加え冬場は燃料代約900ドルなど光熱費が重い。トイレを仕切るベニヤ板は穴が開いたままだ。彼は「無料なのは空気だけ。政府は不法移民に税金をつぎ込んでいる。それがトランプ氏に投票した理由だ」と説明した。

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國枝すみれ

1991年入社。英字新聞毎日デイリーニューズ編集部、西部本社福岡総局で警察担当記者、ロサンゼルス支局、メキシコ支局、ニューヨーク特派員を経て、2019年10月から統合デジタル取材センター。05年、長崎への原爆投下後に現地入りした米国人記者が書いたルポを60年ぶりに発見して報道し、ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

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