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震災6年・17年とうほく

陸前高田・広田半島 唯一の診療所医師 苦渋の離任に患者涙 /岩手

「だぶが崩れそう(涙が出そう)」。そう言って近江医師の手を握る村上キクミさん(92)。診療所に来て近江医師とおしゃべりすることが楽しみだった村上さんは「何を支えにしたらいいの」と言葉を詰まらせた

 「先生、本当にお世話になりました」。東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市の広田半島で、唯一の医療機関である広田診療所。診察を終えて深々と頭を下げ、時に涙を流す患者たちに、常勤医の近江三喜男医師(68)は「いつまでもお元気でね」と優しく声をかける。11年近く半島の医療を支えてきた近江医師が、昨年末に診療所を去った。広田半島を愛し、医療の復興に奮闘してきた医師の苦渋の決断だった。

 近江医師は大船渡市出身。東北大医学部を卒業後、心臓血管外科医として活躍していたが、陸前高田市の親戚…

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